ごあいさつ
皮膚は人体を構成する最大の臓器です。
皮膚には外界から体を守るバリア機能、発汗による体温調節作用、病原菌の侵入を防ぐ免疫機能など、様々な役割があります。
皮膚の形態や機能に異常が起こったものが皮膚病です。
皮膚病は、炎症・アレルギー性疾患、良性・悪性腫瘍、感染症、付属器疾患など、様々な疾患からなり、その種類は数百種類に及びます。
私たちは、1995年の香川医科大学(現・香川大学医学部)皮膚科学教室に入局しました。
以後、大学病院勤務や地域の医療施設との交流、学会活動を通じ、水虫や湿疹などの一般的な皮膚病から、皮膚癌や遺伝病などの難治・希少な疾患まで、多種多様な疾患に接してまいりました。
2018年5月、24年に及んだ大学病院勤務に一区切りをつけ、当院初代院長・山本信二先生の後を引き継ぐこととなりました。
これからは、多くの皮膚病を診療してきた私達の経験を生かし、地域医療の第一線で皆様の健康づくりのお手伝いをさせていただければ幸いです。
どうぞお気軽にお越しください。
1995年 | 香川医科大学(現・香川大学医学部)卒 |
1995年~ | 香川大学医学部皮膚科学教室に入局。 同医局で講師、医局長、外来医長を務める。 光線治療(紫外線、レーザー)に従事し、エキシマライト照射療法を香川県で最初に行った。 また、巻き爪治療にも取り組み、大学病院皮膚科では珍しい「巻き爪専門外来」を開設した。 皮膚科診療にコンピュータやタブレットを積極的に活用し、外来での患者指導にタブレットを使った取り組みに関する論文で、学会誌賞を得た。 |
2018年 | 医療法人社団コスモス 志度皮膚科クリニック 院長 |
日本皮膚科学会 会員
皮膚科専門医
医学博士
大川地区医師会 会員
大川地区医師会 理事(2020年〜)
巻き爪治療
光線療法
学位論文:Moriue T et al. Sphingosine 1-phosphate attenuates H2O2-induced apoptosis in endothelial cells. BBRC 368: 852-7, 2008 (スフィンゴシン1リン酸が表皮細胞のアポトーシスを軽減させることを報告した)
「西日本皮膚科」雑誌賞論文:森上徹也ら. タブレット型コンピュータとオンライン動画共有サービスを用いた小児アトピー性皮膚炎患児とその保護者に対する軟膏外用指導の有用性の検討 西日皮 77: 59-65, 2015
Moriue T et al. A simple therapeutic strategy with super elastic wire for ingrown toenails. Dermatologist surg. 34:1729-32, 2008 (ウイルス性のいぼの基部を手術糸で縛ることで血行を断ち、速やかに治癒させる治療法を報告した)
学会発表(口演)
「当院における爪白癬患者139例に対するホスラブコナゾール内服療法の治療経験」 第67回日本皮膚科学会香川地方会 2020年10月24日 高松市・レグザムホール
「当院における「巻き爪マイスター®︎」を使った過彎曲爪の治療経験」 令和3年度香川県医学会 2021年10月31日 高松市・高松国際会議場
西日本皮膚科・雑誌賞
森上徹也ら. タブレット型コンピュータとオンライン動画共有サービスを用いた小児アトピー性皮膚炎患児とその保護者に対する軟膏外用指導の有用性の検討 西日皮 77: 59-65, 2015
ごあいさつ
皮膚病には様々な種類がありますが、その一つのジャンルに、皮膚の腫瘍(できもの)があります。
皮膚の細胞は加齢や環境(紫外線など)により様々な刺激をうけるうちに、その成長のバランスが崩れ、異常な増殖を示すことがあります。
これが皮膚腫瘍であり、放っておいても命に別状のないもの(良性腫瘍)から、いずれは命に関わるもの(悪性腫瘍=皮膚がん)まで、多岐に渡ります。
また、最近は報道やインターネットによる知識の普及により、患者さんにおける健康意識がたかまり、ほくろをはじめとする皮膚がんを心配され来院する方が増えています。
私は、大学病院勤務を通じて軽症から重症まで多くの皮膚腫瘍・皮膚癌診療に携わるとともに、学外での皮膚がん啓発活動にて、地域住民の方への啓蒙を行ってきました。
当院でも、これらの経験を生かし、地域医療の第一線で皮膚がんの早期発見、早期治療のみならず、皮膚領域全般の健康づくりに取り組んでまいります。
どうぞお気軽にご相談ください。
1995年 | 香川医科大学(現・香川大学医学部)卒 |
1995年〜 | 卒後、香川大学医学部皮膚科学教室に入局。 同医局で病棟医長を務める。 入局直後より皮膚外科手術、皮膚がんの治療を多数手がける。 また、香川県下の過疎地域や島嶼部で地域住民を対象とした皮膚がんの啓蒙活動と相談会を数多く行った。 国内留学:虎ノ門病院 皮膚科(2003年) |
2018年 | 医療法人社団コスモス 志度皮膚科クリニック 副院長 |
日本皮膚科学会 会員
皮膚科専門医
皮膚外科
皮膚良性腫瘍・悪性腫瘍(皮膚がん)
Moriue J et al. A Primary dermal melanoma latent for more than 10 years. Ann Dermatol. 25:385-6, 2013
Moriue J et al. A survey of the factors associated with concerns about oral antihistamine use in Japanese pruritic skin disease patients. J Dermatolog Treat. 24: 450-3, 2013